ピアノ対決
またまた、ご無沙汰してしまいました。
お盆も終わり、8月も後半ですね…。
まずは個人的な件ですが、8月11日にフォームから問い合わせしてくださったKさんへ。
もし私からの返信が届いていない場合には、大変お手数ですが、別のメールアドレスかお電話番号など記載してもう一度送信していただければ、こちらからご連絡いたします。
恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先日ピティナ特級のファイナルが開催され、今回は鈴木愛美さんが優勝しました。
まだファイナルの演奏しか聴いていないのですが、その中では私も彼女の演奏が一番好きでした。
私の好みですが、いいなぁ~うまいなぁ~!と思う演奏は、多彩な音色を使い分けている演奏。
音色の引き出しをたくさん持っていて、それを繊細に使い分けている感じがします。
私もそういう演奏ができたらいいなぁと思いますが・・・
本番で緊張して体が硬くなっている状態では、なかなか難しいのです。
心に余裕がないと難しいので、しっかり弾きこんで準備するのは当然として、それでも襲ってくる不安に打ち勝つ精神力と集中力も必要です。
うーん、ハードル高い。
アーカイブが残っているので、ご興味のある方はこちらからどうぞ。
そしてレベルは全然違いますが、先日テレビでTEPPENという番組で芸能人のピアノ対決というのを放送していました。
途中から見たのですが、これは審査員にクラシックのピアノの専門家が一人もいない。
そして課題曲はポピュラー曲限定。
結果的には桐朋音大出身が一番で、東京音大ピアノ演奏科コース出身が二番で、なんだか安心しました。
クラシックのピアノを専門にやってきた私から見ると、圧倒的にこの二人が上手だと思ったのですが、
審査員の評価としては、他の人たちとの点差はあまりありませんでした。
一般的には、エンターテインメントとして万人にウケる魅せ方や聴衆を楽しませるのがうまい人と、
専門的に学んで積み重ねてきたしっかりした演奏技術を持つ人への評価に、
それほど違いが無いのですね。
曲によってはクラシック的な弾き方が合わない事もあると思いますし、
単純に好みの問題なのかもしれません。
それぞれに個性や良さがあり、
魅力的な演奏がたくさんありました。
弾く曲のジャンルも全然違うので、
そもそもあれで点数をつけて競うことに無理があると思います。
自分がクラシック専門だからそう思うのかもしれないですが、
クラシック曲が課題にない事が不満でした。。
それぞれの得意なジャンルで勝負できないとフェアじゃないと思ってしまうし、本領を発揮した演奏を聴きたいです。
この番組を観ると、比べようのない中での採点にモヤモヤするのですが、
なんだか気になって時々観てしまいます。
私がいたクラシック界の偏った世界ではなく、
一般の人たちはどんな演奏に感動するのか、
反応が見えるのは興味深いです。
良い演奏って、なんなのかな?と考えさせられます。
そんな真剣に観るようなものでもないのかもしれませんが、職業柄、つい。。
でも演奏で出てる人は皆さん真剣そのものでしたし、専門じゃないのに審査する方も難しかったと思います。。
結局は、演奏する方は自分自身が良いと感じる演奏を追求するのが1番かなと思います。
他人の評価は他人が下すもので、気にしたところでこちらでコントロールはできないのですからね。
発表会も、あと2ヶ月+1週間に迫ってきました。
今回は、このままいけば、
今までで1番多い出演人数になるかもしれません。
みんなで頑張りましょう〜!
ところで最近またコロナも増えているようで、生徒さんや友人など身近なところから感染したという話をよく聞きます。
夏の疲れも手伝って発症してしまう気がします。
こんなに毎日暑いと、さすがに疲れますよね。。
皆さま、どうぞご自愛ください。
レッスン室の扉を開けると…
ほっこり。
2コメント
2023.08.29 05:49
2023.08.23 04:04