リーズ国際ピアノコンクール
お久しぶりです。
あっという間に9月も後半に!
今日は秋分の日。暑さ寒さも彼岸までといいますが、本当に涼しくなりました。
先週までは虫の声や中秋の名月に秋の気配は感じつつも、まだまだ暑かったので秋の感覚は薄かったのですが、これでやっと本当に秋が来たと思って良いのでしょうか。
さて、発表会まであと1か月を切りました。
生徒の皆様には発表会のご案内をメールとLINEで流しましたので、ぜひご一読をよろしくお願いいたします。
まだ出演を迷っている方もいらっしゃるかと思います。
舞台袖からステージ上のピアノに向かって歩き、聴衆の前でスポットライトを浴びて最後まで弾き切って戻ってくるまでの、緊張の数分間。
短い間とは言え、それが与える心臓への負担を考えると、人によっては命にかかわる事もあるかもしれないので、強制はできません…。
しかし、この非日常の恐怖体験、なかなか味わえるものではございません。
どうなろうとも、貴重な経験なのは間違いない。
体験した人にしかわからない世界です。
その体験を仲間と共有した後の飲み会も、きっと貴重なものです。
ぜひ、前向きに、一緒に挑戦してみていただきたいと思っています!
そしてその演奏を楽しい思い出にするために、できるだけの準備をしておきたいところです。
あと一か月、追い込みを一緒に頑張りましょう〜!
ところで、リーズ国際ピアノコンクールがイギリスで開催されていまして、本日結果発表がありました。
YouTubeで配信されているので、少しずつ追いかけて聴いていますが、時間かかりそう。
日本からは牛田智大くんがセミファイナルまで残っていましたが、残念ながらファイナル進出ならず。
でも彼の演奏の再生回数が圧倒的に多くて、人気の高さがうかがえます。
そして見事、オンライン聴衆賞!おめでとうございます。
1次から全部聴きましたが、どれもとても素敵な演奏でした。
優勝したのはジェイデンくん。24歳、若くてイケメンのカナダ人。
たまたまセミファイナルでちょっとだけリアタイと思って聴き始めたら耳が離せなくなって結局最後まで聴いてしまったラフマニノフのソナタ第1番の演奏がすごく素敵で、応援していました。
優勝おめでとうございます!!
予選の段階からみんな既に人間離れしたすごい演奏なのですが、その中でも突出して上手だと思わせる人が、不思議といるものなんですよね。その差が何なのかは謎なのですが。
今回のコンクールでは、音源による予備予選でブラインド審査を取り入れたとの事。
演奏者の情報を明かさずにランダムに聴いて審査したそうです。
不正や偏見の影響がないようにとの事で、それは良いと思うのですが。
二次予選以降はジェンダーのバランスも考慮されたようで、それはどうだろう?と思いました。
男女関係なく、上手な人が上に行けば良いと思うのですが・・・。
今時、コンテスタントの性別に左右されるような審査員がいるという事なのでしょうか。
バランスとるために落とされた人がいたとしたら、それはそれで不平等な気がしました。
あくまで個人の感想ですが。
何はともあれ、毎度の事ながらレベルの高い世界を見ていると、私がピアノ弾く意味って何かあるのだろうかと思ってため息出ちゃったりもするのですが…。
先日たまたまテレビを見ていたら、黒柳徹子さんが長年生きてきた教訓として
「人と比べても、何もいいことは無い。
どんなに人と比べても、何もあなたは変わらない。
自分の好きな事、心の動くことをして生きていけばいい」
と仰っていて、大いに励まされました。
というわけで、発表会でも、自分なりに演奏を楽しんで披露出来たら良いなと思います。
比べるなら他人じゃなくて、過去の自分かな。
前回の発表会から、何かが少しでも成長できますように。
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