譜読み
プチ発表会に参加した生徒さんが皆新しい曲に切り替わり、譜読み中の方が多い今日この頃…
譜読みの作業は、思うように弾けなくてイライラして投げ出したくなる自分との戦いです。
これ、本当に完成するのかな?と不安になったり。
ストレスたまりますよね〜。
曲選びも、譜読みの仕方も、人それぞれだと思います。
私の場合、まず楽譜を眺めながらYouTube等で音源を聴いて、イメージします。この時は、クセの少ない正統派の演奏を選びます。もちろん、プロの上手な演奏です。
最近は著作権切れたクラシックの楽譜はIMSLPのサイトなどで無料でダウンロードできるし、音源もYouTubeで見放題で、本当に便利な時代になったなと思います。
ちなみに私はpiascoreという無料アプリを使っていますが、とても便利でクラシックファンにオススメです。
話がそれましたが…
この時点で、自分も弾けそうかなと思えたら、譜読みを始めます。
まずは両手でゆっくり、最初から最後まで通して弾いてみます。
とりあえず一通り弾いてみないと、自分がその曲を人前で披露できるレベルで弾けるようになるのかどうかわからないので、まずはザッと譜読みする感じですが…
曲によっては、本来なら10分くらいで終わるはずが、1時間くらいかかってしまったりする事もあります…。
初見演奏苦手なので。。
そしてこの時点で、やっぱり厳しいなとか、なんか違うなとか思ったら、曲を変えます。
その作業を繰り返し、これに決めた!ってなるまで、とっても時間かかります。
決めてからは、改めて本腰入れて練習しますが、努力と忍耐の譜読み状態がしばらく続きます。
個人的には、譜読み状態を抜けたと思えるのは、その曲本来のテンポで、ある程度止まらずに弾けるようになった時です。
まずはそれを目標に頑張ります。
速い曲の場合は、楽譜見ながら弾くのはよほど動体視力と反射神経と運動神経が優れていないと難しい。
普通の人は、本来のテンポで弾くためにはまず音と動きを記憶する必要があり、譜読み状態を脱するまでに時間がかかります。
速く弾きたいのに弾けないもどかしさと戦いながら、ひたすら忍耐…。
ゆっくり弾けないものは、速くも弾けないので、まずはゆっくり正確に。
ミスタッチした分だけ、ミスタッチの方を記憶してしまうので、難しい場所はゆっくりでも確実に正確に繰り返すのが大事。
とはいえ、あまりゆっくりしすぎると何弾いてるか自分でわからないので、その曲だとわかるくらいのゆっくり加減です。
そして、ゆっくり弾きながらも、のちのち速く弾く事を想定した指遣いや弾き方をしておく事も大事です。
曲が長い場合は、キリの良いところで区切って、番号をふってパート分けします。
そして日々、今日はこのパートのここを弾けるようになってやるぞ!とターゲットを狙い撃ちしていきます。
苦手な難しいパートから練習して、苦手をできるだけ消していきます。
時々心が折れそうな時は、簡単に弾けるパートを練習してみたり、他の簡単な曲に浮気してみたり。
本当、譜読みって、忍耐です!
頭の中ではスラスラ弾けるのに…
指が言う事きかない…
覚えられない…などなど
今頃イライラしている方、多いかもしれないですね。
練習しないでも、楽譜見るだけで自動で指が動いてくれたら、どんなに良いか…。。
みんな同じです…。
頑張りましょうねー!
ちなみに、初心者の方の場合は、いきなり両手は難しいかもしれません。
初心者向けの曲は1ページくらいの短い曲で、右手がメロディーで左手が伴奏の形になっている事が多いです。
その場合、まずは右手だけ最初から最後まで練習、
次にメロディーを歌いながら左手を練習、
それができたら両手で弾いてみるのがオススメです。
初心者からベテランまで、生徒さんたちのレベルは様々なんですが、
それぞれに頑張らないと弾けないレベルの難しい曲に挑んでいるので、
譜読み状態のストレスは同じかなぁと思います。
でも多分、ピアノ続けている人はみんな、コツコツと課題を攻略していく感じが好きなのではないでしょうか。
弾けなかったところが弾けるようになる喜び。
ついにやってやったと、1人でほくそ笑む感じ。
たまらないですね(笑)
譜読み始めたばかりの頃は、まだまだ先が見えなくて気が遠くなりますが。
コツコツと続ければ、そのうちできるようになります!
定着するまでは、日を開けずに毎日畳み掛けるのが効率良いと思います。
大人は、あっという間にフリダシに戻ってしまうので。
この期間を乗り越えたら、気持ちよく弾ける未来が待っています!
負けずに頑張りましょう〜。
でももし、この曲に決めたけど、やっぱり何か違うかもとか、どうにも弾ける気がしないとか思ったら、無理して続ける事もないので、遠慮なくご相談くださいね(^^)
また長くなってしまいました…
0コメント